中古車オークション

【第三のオークション】
これまでに2種類のオークションについてご紹介してきました。
同じ「オークション」と称していても、それぞれ大きく異なる性質のものであることがご理解頂けたかと思います。
しかし、中古車のオークションはこれだけではありません。
先の二つを合体させたようなオークションがあるのです。
その特徴を名称にするのは難しいので、ここでは「第三のオークション」と呼ばせて頂きます。
まず簡単にシステムを説明すると、出品は誰でもOKで、手順もネットオークションと同じで簡単です。
しかし、落札する側は中古車業者に限定されているのです。
代表的なサイトとして、「グーオク」がありますので、この「グーオク」を例にとってご説明します。
グーオクは、オークションに出品するのは原則として個人ユーザーです。
そして、入札するのは中古車情報誌Gooに掲載されている中古車販売店です。
そういう意味では、誰に入札されるか分からないネットオークションに比べて、安心して取引を行うことが出来ます。
そして、クルマの陸送費や名義変更などは全て落札業者の負担ですので、入札者が費用を支払う必要はありません。
さらに出品は無料ですし、途中で出品をキャンセルする事も可能です。
また、もし万が一、何らかのトラブルになった場合でも、お客様センターが電話やメールで対応してくれます。
たとえば、こちらの説明不足で、落札後にので、安心して出品する事ができるのです。
出品方法は普通のネットオークションと同様ですので、普段からネットオークションで不用品などを売却されているような方なら、頭を悩ませるようなことはないと思います。
画像は20枚まで掲載できるので、できるだけ多くの写真をアップした方が印象としてプラスになるでしょう。
カッコいい写真も大事ですが、キズ・凹みがある場合はその部分も載せましょう。
商品説明文も同様です。
できるだけ詳細に、多くの情報を書きこんでください。
ナビやオーディオ、後付パーツなどのセールスポイントは勿論ですが、「ワンオーナー」・「女性オーナー」・「禁煙車」など、プラスになりそうな要素は大いにアピールしましょう。
また、事故歴などについても正直に書きましょう。

次に金額の設定です。
「最低落札価格」は必ず入力するようにしましょう。「一発落札価格」は、とくに希望額がない場合は入力の必要はありません。
最低落札価格さえ入力していれば、オークション開始価格は1円でも構いません。
スタート価格は安い方が入札される確率は高くなりますし、入札数が多くなればそれだけ注目されますので、開始価格は安い方が良いでしょう。
また、出品中に相手業者から質問があれば、速やかに答えるのもポイントです。
――実は、自分もひやかしで一度このグーオクに出品した経験があります。
「ひやかし」というと言葉は悪いですが、要は「高く買ってくれたら売却しよう」と思ったのです。
愛車の車検が近づいてきて、乗り換えるか、そのまま乗り続けるか思案していたのです。
本当はもう少し大きなクルマに乗り換えたかったのですが、買い換えるだけの資金がない。
一応、一括査定サイトで見積もりしてみたのですが、別のクルマが買えるだけの値は付きませんでした。
そんな時、このグーオクの存在を知り、「もし、相場よりうんと高い値段が付けば売ろう!」と思って出品したのです。
ネットオークションも考えましたが、出品料や、売却後の事も考えて、グーオクにしたのです。
そんな訳ですから、最低落札額は一般的な査定額の5割増し。
ダメモトの設定だったので、多くの入札はあったものの、結果としては自分の希望額に達することはありませんでした。
しかし、平均的な査定額に比べ、2割ほど高く入札してくれた業者もあったので、積極的に売る意思があったとしたら、きっと売却していただろうと思います。
実際にグーオクを利用してみた上での感想を言えば、売却額は中古車買取業者よりもやや上で、ネットオークションや業者オークションよりも下。
つまり、両者の中間といったところです。
メリットはやっぱり「簡単かつ安心」ということですね。
売却時の手続きや費用の心配がないのは大きいです。
デメリットを挙げるとすれば、入札資格がGoo掲載の中古車販売店に限られているため、他のオークションに比べて規模が大きいとは言えないことです。
また、これらの中古車販売店も、買い取ったクルマを業者オークションに転売することを前提で入札している場合は、さほど高い値段は付けられないのではないかと思われます。

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